洋服の春物について 春物っていつから着ればいいの? 春物って何を買えばいいの?
冬物セールも終盤戦、まだまだ寒い日は続きますが、そろそろ春物が気になる季節になってきましたね。
今回は春物に着替えるタイミングと僕が思う春物の考え方の話です。
春物っていつから着ればいいの?
皆さんは春服に着替えるタイミングは何を目安とされてますか?
一番多いパターンは3月に入ったら春物を着る、意識する、ですかね?
暦の上では2月4日が春の始まる日(立春)となっていますが、実際1番寒い頃、ピンとこないですよね?
一般的には気象庁が使う四季の区切りの春(3月 4月 5月)で認識されてるのでしょうか?
僕は仕事柄少し早く2月の後半には春物でコーディネートします。
まぁ正確に言うと春物に見えるようにコーディネートするのですが…
皆さんも、知っての通り一般的な春物の販売時期は
12月後半から1月いっぱい冬のセールが行われ、2月に入るとセールを引っ張りながら春物が立ち上がってきます。
ちょうど今の時期の店頭は春物が立ち上がり半分はセールというような状態かと思います。
2月の中盤を過ぎると店頭も新作の春らしい色のコーディネートで飾られ一気に購買意欲を掻き立てられるわけですが、
今まさに2月の中旬、まだまだ寒く朝夕はダウンが手放せないような気温です。
当然、服を販売する側は先物として売るわけですが
ここ数年の購買心理は「買ったものはすぐ着たい」逆に言えば「今着れる服を買いたい」なので、季節と天候に影響され外から見るほど洋服の春物は動きません。
正確には、1月、2月にプロパー販売される商品のほとんどは、端境期の商品といい純粋に春物と言える商品は今季のトレンドを打ち出したものなど、ごく少数の構成で多くのメーカーが組んでいます。
端境期の商材とは、冬素材を使い春色のカラーで作ったり、春コートに取り外しのインナーをつけてみたり、春を感じさせながらも寒い2~3月に使えるアイテムのことで、まさに「今着れる服」即戦力になる服のことです。
また端境期の商品は、周りがセールの中でプロパー販売するわけですから原価率も低めで設定しており消費者には優しいお得な商品と言えるかもしれません。
アパレル的にはこの春物の立ち上げが一番苦戦する時期でアイテム数も生産数量も絞り込んで生産するわけです。
これからもわかるように、春物に衣替えするタイミングはあってないようなものなので
2月末から少し春物を意識したコーディネートを冬物とミックスしながら切り替えて行けば良いと思います。
何も全身春物に変える必要はないってことです。
例えば、ダウンやウールのまさに冬を感じさせるアウターは避け、綿のコートやジャケットなどに薄手のインナーダウンをレイヤードしたり、首元をウールのマフラーからシルクなどの薄手のストールに変えたり、ボトムをロールアップさせ少し足元を見せてやる。ブーツからキャンバスのスニーカーに変えてやるなど、少しの工夫で春を感じさせましょう。
そして、体感気温に合わせながら、春夏物にシフトしていく。こんな感じでいいと思います。
生活している場所や環境によっても体感気温は大きく変わるので、正確にはいつとは言えませんが、僕の住む関西圏で電車通勤などの環境では、3月中旬~末 昼の気温が15℃前後で安定する頃から冬物は封印する感じですかね…
春物って何を買えばいいの?
今や日本のファッションも多様化され個人のライフスタイルで洋服を選ぶ時代、消費者がトレンドを作る時代となりました。
このスタイルでないといけない、こんな格好をしないといけない、という時代ではなくなっています。
「じゃあ何を買えばいいの?」って話なんですけど、
先日の記事で服を購入するときのポイントは書きましたが、
極論ならよほど欲しい服がない限り買わなくてもいいです 笑
それぐらい春物 特にアウターの需要はないと言っても良いと思います。
考えてみてください。
春夏物とは脱いでいくシーズン、購入したアイテムをあなたはどれぐらい着用しますか?
と言ってしまえば、話は終わってしまうので…
購入するなら
アウターよりインナー・ボトム・周辺アイテムを充実させましょう。
アウターは十分に塾考しましょう。
来年も着ているのか? 3シーズン着れる、秋にも着れるのか?手持ちにはない、今年らしさ、今季らしさを演出できるベーシックなものが良いと思います。
例えば、あなたの気に入ったGジャンがありました。
そのGジャンを、春っぽいコーディネートであなたらしく演出できるのか?
また、秋にそのGジャンを使って秋っぽい演出をできるのか?
それが想像できるアイテムなら買いです。
春夏は脱いでいくシーズンと言いましたが、インナーは1~2か月後にはある意味アウターになることもあります。そこを考えて買うと失敗は少ないと思います。
ボトムはないがしろにしがちなアイテムですが、実は思ったより重要なアイテムです。
アウター、トップスはシルエットや色でごまかせますが、ボトムはそういうわけにはいきません。時間とお金がかかってもボトムは自分にあったものを見つけて選ぶようにしましょう。
そしてシーズンの演出に一番重要なのは靴、また鞄やストールなどのアクセサリー周辺アイテムです。
特に靴はシーズン関係なく「その人のファツションを見るには靴を見ろ」っていうぐらい重要で、どんなに決まったコーディネートをしていても靴が残念なら全てが終わってしまいますよ。
それぐらい重要なアイテム、靴にはお金をかけてもいいんです。
まとめ
春物にシフトするのは、うまく冬物とミックスさせながら、徐々に2月後半から切り替え、3月中旬~末には完全に春仕様のコーデに。
春夏は脱いでいくシーズンなのでアウターよりボトムやインナーを充実させる。
アウターを買うなら、秋にも着れる着まわしのきくベーシックなもの。
いかがでしたでしょうか?
ファッションに正解はないので、あくまでも僕の考え方ですが、
ファッション、洋服は千差万別の価値観があり、自分らしさ、個性を表現するのに
一番わかりやすいモノ・手段だと思います。
あなたのライフスタイルにあった服選びに少しでも役立つ情報になれたなら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
そろそろ春コーデにシフトしなくちゃって思い立ったのでこの記事を書きましたが、
書いてる時はヒートテックに極厚パーカー ダウンベストの完全冬仕様のトモでした。