アル嬢、お散歩デビューに向けて
仔犬を飼い始めると、一緒にお散歩をするのが楽しみのひとつですよね。
「いつ頃から?」「ワクチンは?」「社会化期?」と色々と解らない事が多いのではないでしょうか。
ワクチン接種
生まれてすぐの仔犬は母犬の初乳を飲むことで、感染病に対する免疫を母犬から譲り受けます。
これを移行抗体と呼び、移行抗体は約45日~150日で消失するので、この間にワクチンを3回接種する必要があります。
1回目のワクチン接種は、45日~60日に接種します。
一般的には、ペットショップかブリーダーさんから譲り受けるケースが多いので
1回目のワクチン接種は済んだ状態で迎え入れる事になるのがほとんどかと思います。
それから1ヶ月後に2回目、さらに1ヶ月後に3回目の接種で最初のワクチン接種は終了となります。
ワクチンの効果は1年間なので、最初のワクチン接種が終わっても、毎年1回接種しなければいけません。
*アル嬢の場合は生後45日に2種混合、1ヶ月後に6種混合、1ヶ月後に8種混合ワクチンを接種しております。
社会化期
ワンコ達の世界にも社会化期というものが有り、生後2~4ヵ月がそれにあたります。
この社会化期に、人間社会、犬社会に慣れさせることがとても重要で、仔犬の性格を形成する上で最も大切な時期となります。
「仔犬のしつけは社会化で決まる」と言っていいぐらい大切な期間です。
しかし、この社会化期とワクチン接種時期の重なりが厄介で、3回終わるのを待つと3~4ヵ月が過ぎてしまい、大切な社会化期を逃してしまうことになり、他の人、犬を怖がったり威嚇したりとコミュニケーションの取れない犬になったり、むだ吠えをする犬になったりする場合があります。
じゃあどうしましょ?
うちの場合は、2回目のワクチン接種後、80~90日頃、落ち着いてから、鞄に入れてや抱っこしての散歩、カートを使っての散歩から始めました。
家の外に出て、車やバイクなどの色々な音を聞かせたり、家族以外の人や犬、自然を見せてあげる事も仔犬にとっては大切な行動となるようです。
地面に接する散歩をさせてはいけないだけで、外には出してあげなければいけないのです。
また、多頭飼いのケースでは社会化期に先住犬から学ぶ、真似るという大きなメリットもあります。
うちの場合は、先住犬ノアが社会化期を箱入り娘状態で育った事で、少しコミュニケーション能力の低いワンコに育ってしまい、あまり学べてないようですが…
アル嬢お散歩デビューに続く…