はばないすでい

トイプードル ノアとアルの日常 ときどきファッションとかいろいろ

犬の気持ち カクカク編(マウンティング)

ワンコと暮らしていると必ず目撃?体験する?カクカクと腰を振る行為

家族の脚や腕にしがみついてはカクカク

クッションやぬいぐるみに抱きついてはカクカク

 

この行為をマウンティングと言います。

 

これ、人前でやられると、なかなか恥ずかしく、バツの悪い行為です。

なんとも微妙な空気が流れますよね 笑

 

子供の頃、家族で見てるTVでのベッドシーンや、

ポロリありきの芸能人水泳大会 騎馬戦とか...

 

あの時の空気感に似ているような 笑

 

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5ヶ月にして、早くもうちのアルがマウンティングやり始めたのでまとめてみました。

 

あっアルは女の子ですよ!

 

知っていましたか?

マウンティングはオスだけの行為じゃなくメスもカクカクするんです。

 

その辺の理由と対処について解説しますね。

 

 

 犬がカクカクする理由

 

性的衝動のマウンティング

 

犬のオスは生後約半年で性的には大人となり、

7か月前後で子孫を残すことが可能となります。

メスの場合はトイプードルのような小型犬なら、

7か月前後に初ヒート(生理)が訪れる場合が普通ですが、

個体差があるので、稀に1年過ぎても初ヒートが来ないコもいるようです。

 

よく勘違いして、オスのカクカクを発情期と思いがちですが、

オスのワンコには発情期はありません。

逆に言えば、いつでもスイッチは入るのです。

メスの発情期のフェロモンでオスは興奮し交尾に至るというわけです。

 

ワンコ達が集まる公園やドッグランなど、

発情期のメスのワンコを連れて行くのは自重しましょう。

知らぬ間に愛犬が妊娠しているなど、最近は聞かなくなりましたが、

実際に、上に乗られてすぐ引き離したのに子供ができてしまったというケースも少なくありません。

 

ワンコ達は僕らのように欲望と本能を抑える理性はありません。

僕たち飼い主が責任を持って、事前にトラブルは回避するようにしてあげましょう。

 

 

上下関係の誇示のためのマウンティング

 

元来、犬は群れで暮らしていた動物ですが、人間と暮らすようになった今も、

その頃の本能が残っています。

円滑に群れで暮らすためのルールには上下関係があり、

群れでの自分のランキングを確認したり、

順位付けをするためにマウンティングをするのです。

この場合のマウンティングは、自分の力を誇示するためのものなので、

性別を問わずメスでもマウンティングをするというわけです。

 

子犬どうしが遊んでいるところなど観察してみてください。

腰はカクカクしていなくても、

どちらかが常に上からのポジションを取ろうとしてると思います。

逆に、へそ天のポーズは服従のポーズとなり、

こういう行為によって上下関係が成立し群れが構築されていきます。

 

そのため、人間と暮らすようになった今も、

家族という群れの中でマウンティングをするのです。

この場合のマウンティングには注意してください。

自由にさせていると、飼い主や家族を格下と見下し、

すぐ唸ったり、最悪噛み付いたりと、

我が一番の性格のワンちゃんに育ってしまいます。

 

 

愛情表現や嬉しさの表現と、その興奮を抑えるためのマウンティング

 

例えば、大好物のオヤツを用意している時や、

大好きな飼い主さんと遊んでエスカレートした時など、

興奮が極限状態になってしいその興奮を発散するためのマウンティングをする犬もいます。

 

このマウンティングも性別を問わず行う行為で、愛情表現の一種だと思ってください。

主従関係がしっかりと構築されていても、ついつい出てしまう行為で、

上下関係の誇示とは違い害のないマウンティングです。

しかし、カクカクの仕草自体を禁止するご家庭ではしつけの対象となっています。

 

今まさにうちのアルがこのマウンティングをやり始めたところで、

ご飯の用意をし始めると脚にしがみつくことがしばしば 笑

 

 

遊んで欲しい、構って欲しい時のアプローチのマウンティング

 

ワンコは様々なアプローチで他の犬や飼い主と遊ぼうとします。

中にはマウンティング行為でコミュニケーションをはかろうとする子もいて、

上下関係は成立しているけど下の子がマウンティングするなど、

所謂ちょっかいを出すという行為です。

 

このマウンティングは、他のワンコと遊ぶという、

犬社会でのコミュニケーションのきっかけの1つなのですが、

されたほうのワンコは、自分が下に見られたイメージに怒るワンコも当然います。

時には犬同士でケンカに発展したり、

何より相手のワンコの飼い主さんにも気まづい失礼な行為だと思います。

 

 

マウンティングにどう対処するのか?

 

飼い主さんによっては、犬の自然な行為、

コミュニケーションの手段なのでマウンティングに対して

しつけはしない、叱らない、

他のワンちゃんや飼い主さんに迷惑をかけそう、かけたなら止める、止めさせるという

考え方の人もいるようですが、、、

 

マウンティングには必ず相手が存在します。

それがクッションやぬいぐるみ、飼い主さんや家族、多頭飼いならともかく、

他のワンコや他人が対象になる場合もあるので、

僕はしつけた方が良い、止めさせるべきだと思っています。

 

家族や飼い主、人間にする場合

 

まずは、ワンコがマウンティングをしても徹底的に無視をするのが一番のしつけです。

 

無視と言っても 何もしないわけじゃなく、

腕や足に抱きついてきたワンコの腕は振り払い、怒った表情で無視しましましょう。

ワンコはバカじゃないので人の表情で自分の置かれた立場を理解しようとします。

 

どうしても、叱ってやめさせようとしてしまいがちですが、

ワンコは叱られるとかまってもらえたと勘違いすることがあり、

マウンティングをすればかまってもらえると思う悪い習慣になることがあります。

 

叱るなら、マウンティング以外のしつけの時から「ダメっ!」「コラっ!」など、

叱られているとワンコがはっきりと解るようなワードを決めて一言発し、

あとは無視するようにします。

 

上下関係の誇示が理由の場合、

こちらからマウンティングするように手で持ってカクカクさせたり、

ひっくり返してへそ天にさせるなどの荒療治もありますが、

上下関係の誇示から遊んでもらってるにすり変わったりもするのであまりお勧めではありません。

 

それなら、主従関係を始めからじっくり教える方が正解だと思います。

おいで、待て、伏せなど初歩の基本的なしつけができているか?

悪さした時など、しっかりと叱る厳しさで接してるか?

飼い主さんが上だということをもう一度、きっちりと認識ましょう。

 

他の犬に腰をふる場合

 

ワンコ達が集まる公園やドッグランなど、

どうしても本能的にマウンティング行為におよぶことがあります。

僕たち飼い主がワンコの状態を気にしながら、

しっかりとリードを引っ張りながらリードしてあげます。

コツとしては、

リードで止めるというよりは、引っ張ってワンコにショックを与えます。

マウンティングをすると嫌な思いをするということをワンコに意識に刷り込ませるしつけ法です。

 

相手の犬を怯えさせたり、犬同士の喧嘩、また相手の犬の飼い主さんとのトラブルを招かないよう事前に避けれるよう心がけましょう。

 

 

 

また、性的衝動のマウンティングでも書いてますが、

ワンコ達が集まる公園やドッグランなどに、

発情期のメスのワンコを連れて行くのは自重するようにしましょう。

ワンコ達は僕らのように欲望と本能を抑える理性はありません。

 

僕たち飼い主が責任を持って、事前にトラブルを回避するように心がけることで、

ワンコたちが地域からも歓迎される存在になると僕は思っています。

 

それと、どうしてもやめない場合は、去勢・避妊手術を受けさせれば、

マウンティングがなくなることもあります。

避妊手術については、またの機会に解説させていただきます。

 

 最後に

 

マウンティングという行為はクセになることがあります。

時間はかかりますが、愛情と根気があれば難しいしつけではありません。

 

適切なしつけは愛犬との快適な生活にはかかないものです。

 

マウンティングだけではなく、

おいで、待て、伏せなど基本的なしつけをしっかりと教え込み、

飼い主と愛犬の主従関係を確立させましょう。

 

それでは、良いドッグライフを!