はばないすでい

トイプードル ノアとアルの日常 ときどきファッションとかいろいろ

犬の気持ち しっぽを振る編

先日、ある小さな事故がありました。

うちのコ達じゃないんですが

散歩中のワンコに、近寄って触った人が 咬まれるという出来事です。

 

犬を散歩させてる人ならよくある場面から起こったようで

犬好きの人「可愛い~!触ってもいいですか?」

飼い主さん「大丈夫ですよ!」

普通なら、ナデナデしてあげて、お互い気持ちよくバイバイとなりますが

この時は、ナデナデしようとしてガブっと咬まれたそうです。

しっぽも振ってたし、他人に触られるのが初めてじゃないコで

飼い主さんも???

 

幸い怪我もなく、大事にはならなかったようですが、

お互いが謝っているというかなり気まずい空気が流れたようです。

 

僕も現場にいたわけじゃありませんが、これらから読み取れる飼い主さんと撫でた人が少しだけ注意しなければいけなかった事を簡単にまとめてみました。

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まずこの時のワンコがしっぽを振っていた仕草ですが、本当に喜びのフリフリだったのでしょうか?

人は、犬がしっぽを振るのは喜んでいるしぐさだと思いがちですが、実は全てが喜んでいるわけではありません。

基本的には、視界に入った人や犬に興味を持っている時で、100%友好的な態度を示しているわけではないのです。

例えば、配達員の人や初対面の人が家を訪ねて来た時などワンコ達はしっぽフリフリで出迎えますよね

これは初見の人や物に興味を持って興奮しているだけで歓迎しているのとは少し違います。

 もしかすると、この事故の時のワンちゃんは興奮状態で友好的なしっぽフリフリでなかったのかもしれませんね。

 

ちなみに、一般的に言われている犬のしっぽの状態はこんな感じです。

 

上向きのしっぽ

シッポをぴんと立て静止  警戒 注目

シッポを高く持ち上げる  反らす 自信 支配

大きく左右にフリフリ  喜び 興奮 

おしりごとフリフリ  大好き 

ゆったり左右にフリフリ  興味 好奇心 自信

小刻みに左右にフリフリ  警戒

水平のしっぽ

リラックスした静止  様子見

緊張した静止 少し警戒  自信が無い

下向きのしっぽ

下向きで静止  不安 体調不良

シッポを後ろ足の間に挟む  怖い 服従

だらんと付け根からフリフリ  安心 嬉しい リラックス

 

どうですか、もちろん個体差はありますが、犬がしっぽを振るだけの仕草にも色々な精神状態や気持ちがみられます。

まぁ喜んでしっぽを振っているのがほとんどですが、普段とは何か違うなと感じた時には、少し注意してやるのが僕らの務めではないでしょうか。

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そして、もう一つ注意しなければいけないのは触り方、撫で方です。

犬を撫でるというと、頭をナデナデするのが一般的には普通と思われがちですが

実は、犬は頭を撫でられるのが苦手なコも多くいます。

信頼する飼い主さんに頭を撫でられるのは触ってもらう喜びが勝ち、喜びの様子が前面に出てわかりませんが、初対面の人となると話は別で、視界の届かない頭上から見知らぬ人の手が伸びてくることに、ストレスを覚え臆病なコなどはガブっといっちゃうことにもつながってしまいます。

この事故の場合も、もしかすると頭を撫でようとしたため、警戒したワンコが噛んだのかもしれません。

また、飼い主さんも普段は頭を撫でても喜んでいるので警戒してなかったのかもしれませんね。

 

最後に

ワンコは言葉を発することができないので、気持ちは体と態度でしか表現できません。

今回紹介した件は、事故というほどたいしたことにもならなかったようですが、中には全国ニュースになるような咬傷事故もあります。

僕ら飼い主がワンコのしぐさを見て気持ちを理解してうまくコミュニケーションを取れていれば防げた事故もあることでしょう。

 

それでは、良いドッグライフを! トモでした。